絶世の美女として世に知られている平安時代の歌人、小野小町はクマの掌を好んで食べていたらしい。
クマの掌といえば、昔から「クマの右手は左手より値段が高い」などといわれている。どうしてそうなのか。
クマは蜂蜜が好物であり、ミツバチの巣を襲って蜂蜜を盗む。そのときクマは右の前足、右手を使って取ることが多い。そこで右手は蜂蜜だらけになり、それが肉にしみ込んでいるから、右手のほうがおいしいということになった。
しかし、この説明にはちょっと問題があるようです。果たしてクマは右利きなのだろうか?
幕末の発明王・からくり儀右衛門は、小野小町の人形が傘をさし、その傘から雨が滴り続ける機械仕掛けを作った。それだけではない。水を動力として、人形をロボットのように自由に活動させる複雑な仕掛けを開発したという。